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【ボルドーマーケットに衝撃を与えるブルガリアワイン、数量限定再入荷】エニーラ[2006]ベッサ・ヴァレー・ワイナリー（赤ワイン）10P20Feb09

過去にここまで著名な評論家やメディアから絶賛されたブルガリア・ワインがあったでしょうか。ロバート・パーカー氏は『驚くほどおいしいワイン。注目すべきお買い得品… 』。ジャンシス・ロビンソン氏は『ボルドー愛好家にブラインドで飲ませてみたい』サンテミリオンのラ・モンドットやシャトー・カノン・ラ・ガフリエールを始めデギュイユ、ペイロー等を所有する欧州一の名門であるハプスブルク家の末裔、ステファン・フォン・ナイペルグ伯爵が手がけ、驚くほどのコストパフォーマンスを引き出し、高騰するボルドーマーケットを震撼させた話題のブルガリアワイン、“エニーラ”が少量入荷しました。この高品質なワインを手頃な価格でお楽しめるんですから、ブルガリア様様ですね。ブルガリアのワインは、1950年代に外貨獲得のためカベルネを作付けし旧ソ連向けのワイン生産で発展しました。1966年（ちなみに私の生まれた年です）には世界で第6位の輸出国にまで成長を果たし、1970年代にはボルドー愛好家にも大きな影響を与ていましたが、1980年代に入り当時のゴルバチョフ書記長の飲酒制限政策で、それまで旧ソ連向け輸出で発展してきたブルガリアのワイン産業は衰退の一途を辿り葡萄畑は打ち捨てられてしまいます。そんなブルガリアに転機がきています。ナイペルグ伯爵が『20年も葡萄が栽培されていなかったこの土地には可能性がある。そして今ブルガリア・ワインは真のルネッサンスを迎えている』と語る様に、アメリカ、フランス、ドイツ等様々な国の生産者が新天地を求めてブルガリアに集まり初めています。古くからワインが造られてきたという歴史的な裏付けがあるテロワールと葡萄栽培に適した気候に世界中が今大注目なのです。 メルロー80％、シラー10％、カベルネ・ソーヴィニョン10％、収穫された葡萄は除梗後、2度にわたる厳しい選果を行ないます。ラ・モンドットを初めとするナイペルグ伯爵のワインがそうであるようにエニーラも葡萄のダメージを最低限に抑える為にポンプを使わずベルトコンベアで発酵用のコンクリートタンクに入れられ、ナイペルグ伯爵を象徴する低温浸漬と醗酵を併せて30日間行います。そして、旧フレンチ・バリックにてMLF後、9ヶ月間の熟成を行ないます。輝きのあるルビー色の外観に縁はややガーネット色がかっています。完熟した黒いベリーに焼いたオレンジのお菓子やシナモンハーブ、グリーンペッパーのニュアンスも感じ取れ、更に少し熟成が進んだメルローから感じ取れる様なムスクや紅茶、湿った腐葉土にマッシュルームのニュアンスがほんの少しあります。口の中はフレッシュで、この価格とは思えない程丁寧に収穫を行なったことが窺い知れる完璧に熟したタンニンで、しかも滑らかな酸味が味わいに洗練感を与えています。　（ブルガリア、赤、フルボディ、750ml）